Site Y.M. 建築・都市徘徊

早稲田大学エクステンションセンター 早稲田校 早稲田大学オープンカレッジ講座
東京山の手の街並み風景

2014年度冬期(2015年1月)  水曜日3限(13:00〜14:30)


【目標】  東京では江戸期以来、山の手と下町が形作られ、それぞれ特有の文化を育んできました。東京山の手の街の歴史と、現代に息づく特有の空間構造や街並み風景について学び、その過去・現在・未来について考えます。
【講義内容】  講義に際しては、地図、写真、絵図等の資料を用いながら、江戸から現代の東京に至る都市の変化を追い、山の手と下町を比較しながら、都市構造や街並み風景の特色を見ていきます。建築や都市空間に生活様式が反映されているさまを、講義及びまちあるきを通して把握し、東京山の手の都市空間や都市風景の特色と魅力について理解します。また、江戸から明治、大正、昭和、平成に至る、東京の都市風景の変遷を学び、東京が現在置かれている状況とその未来について考えます。
【講師】 松本泰生:早稲田大学理工学術院 次席研究員

第1回
1/07
【東京都心部の地形概要】 ・武蔵野台地の地形的な特色
・都心の台地と川
・江戸の都市形成と山の手・下町
・近代東京の都市形成と山の手・下町の概念の移り変わり
第2回
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【山の手地域の街並みの特色】 ・山の手文化、下町文化
・住宅地:江戸期・昭和戦前期・戦後
・繁華街・盛り場:新宿・渋谷・池袋・中央線 私鉄沿線
・街並みの特色とその変化
・特徴的な景観:坂と階段、斜面住宅地
第3回
1/21
巡見
【都心部山の手の地形と街並みを体験する1】 ・千代田区:永田町〜麹町界隈
第4回
1/28
巡見
【都心部山の手の地形と街並みを体験する2】 ・港区:愛宕〜六本木界隈


・上記は予定です。都合により日程や講義内容を変更する場合があります。
・まちあるきは現地集合・現地解散です。集合場所等は事前の授業でお知らせします。 早稲田校との間の移動には時間が掛かりますので、登録の際は、前後に時間の余裕をおとり下さい。

・早稲田大学エクステンションセンターのHPはこちら


【講師プロフィール】

松本泰生:
1966年静岡県生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。工学博士。専攻は都市計画、景観デザイン、都市形成史など。主著に「東京の階段」(日本文芸社)、「21世紀の日本のかたち「東京の斜面地と景観形成」」(共著・彰国社)、「新宿学」(共著・紀伊國屋書店)など。


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