目黒学園カルチャースクール

東京・階段と坂のある街散策 2024

【講座内容】
 東京の山の手は武蔵野台地があり起伏に富んでいます。町中や寺社にある階段や坂を手掛かりにして街を歩き、その歴史や現在の街並み・都市空間、眺望などを体験し、新旧の建物も見ていきます。

 2024年  火曜日 13:30〜16:00(最大16:30)

 1月〜3月
01/23
赤羽台
赤羽駅西側の北区赤羽台・赤羽北エリアは、武蔵野台地の北東端にあたり、多くの階段や坂がある街です。またここには、戦前は多くの軍事関連施設が立地し、戦後は公団や都営の団地が多く造られました。特色のある街並みや景色を持つ地域を歩き、階段や坂を上り下りします。
02/27
代々木上原
渋谷川支流の宇田川の谷と代々木界隈の高台周辺に多数ある坂と階段を訪れます。渋谷区の元代々木町、西原、上原、富ヶ谷は、宇田川とその支流による谷が多くあります。複雑に谷が入り組んだ地形を探索しつつ、代々木八幡神社、東京ジャーミィ、東海大学渋谷キャンパスなどの建築も見ていきます。
03/26
芝公園・増上寺界隈と麻布台ヒルズ
赤坂・麻布台地東部の坂と階段を訪れます。都心最大級の芝丸山古墳や、徳川歴代将軍が眠る増上寺を訪れつつ、武蔵野台地東端部の地形と景観を体験します。また、最近完成した麻布台ヒルズや周辺の大型再開発のようすもみていきます。
 4月〜6月
04/23
二子玉川
国分寺崖線に沿って多くの坂や階段のある二子玉川周辺を訪れます。河岸段丘上の台地の端に造られた瀬田玉川神社、岡本八幡などを訪れ、参道の石段や界隈の坂を見ていきます。また、岩崎家玉川廟、旧小坂家住宅など高台上に造られた文化財も訪れます。国分寺崖線に掛かる高低差のある坂や階段を巡るコースです。
05/28
駒場
目黒川支流のかつての空川の谷と駒場の高台を訪れます。空川は駒場野公園内の湧水や、東大駒場キャンパス内の駒場池を水源として目黒川に注いでいました。代々木上原駅から宇田川支流の谷をさかのぼり、高台上にある駒場公園(旧前田侯爵邸)、駒場野公園を経て、空川周辺の階段を歩き、目黒川へ向かいます。
06/25
高輪南部
目黒川沿いの低地に面した城南五山と呼ばれる丘は、南向きで日当たりが良く、近代以降多くの政治家や財界人が住んだ場所でした。城南五山のうちの島津山、八ツ山、御殿山を訪れ、高台の御屋敷町とその周辺の階段や坂を巡ります。
  目黒学園カルチャースクール Website

  目黒学園カルチャースクールでの今までのまちあるき   2023年  2022年

【講師】
 松本泰生:早稲田大学オープンカレッジ講師

1966年静岡県生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。
専攻は都市計画、景観デザイン、都市形成史など。

主な著書
「東京の階段」(日本文芸社)
「凹凸を楽しむ 東京坂道図鑑」(洋泉社)
「東京スリバチ地形入門」(共著・イースト新書Q)
「新宿学」(共著・紀伊國屋書店)
「21世紀の日本のかたち「東京の斜面地と景観形成」」(共著・彰国社)
「景観法と景観まちづくり「城下町風まちづくり事業」」(共著・学芸出版社)

ページのトップへ戻る
inserted by FC2 system