地図と写真で見る東京の地形と街並み 2023冬

早稲田大学エクステンションセンター 中野校 早稲田大学オープンカレッジ講座

2023年度 冬期講座 水曜日3限(13:10〜14:40)

【目標】 ・東京都心部の地形の概要と都市構造の特色を知る
・坂や階段など、地形に関連する要素への理解を深める。
・都心部の街並みの変遷を知り、将来像を展望する
【講義内容】  武蔵野台地は神田川などの中小河川によって浸食され、多くの谷と高台のある複雑な地形となっています。江戸・東京の街はこの武蔵野台地の東端部において、その地形の影響を強く受けながら発達してきました。本講座は、地形の起伏を表した地図を用いて東京山の手の地形と都市形成の概要を把握し、また、江戸・東京の地形や街並みの特色、都心部の都市開発の現状について、写真や絵画を通して理解していきます。
【講師】 松本泰生:元早稲田大学客員講師・元尚美学園大学講師
回 月日 各回タイトル 各回概要
第1回
01/10
武蔵野台地の地形と杉並区 東京23区は、西側が武蔵野台地で高台と谷地からなる地形で、一方、東側は東京低地で平坦地に川や運河のある地形になっています。今期は23区の西端に位置する杉並区の地形と街並みを採り上げることとし、初回は武蔵野台地全体の地形と、その中の杉並区の地形概要を見て行きます。
第2回
01/17
杉並区の街並み 杉並は古くは多摩地域の中で東多摩郡に属し、後に豊多摩郡の一部になっていました。もともとは江戸・東京から西へ延びる街道沿いの村々でしたが、鉄道の発達などと共に人口が増え、1932(昭和7)年に杉並区が成立して東京市の一部になりました。戦前期頃以降に形成されてきた杉並区内の街並みの特色を見て行きます。
第3回
01/24
武蔵野台地と神田川、玉川上水 杉並区内を流れる神田川と玉川上水は、江戸時代には江戸市民の飲料水として重要なもので、明治以降も東京と密接に関わってきた川であり続けました。神田川(神田上水)と玉川上水の概要、そして杉並区内における二つの川の現状などを見ていきます。
第4回
01/31
《巡見》 神田川と井の頭公園 第1回から第3回までを踏まえて、神田川とその水源地である井の頭公園、そして玉川上水を訪ね、改めて二つの川・池と、江戸・東京の街のつながりを確認します。巡見の詳細は第3回に公表します。

・上記は予定です。都合により日程や講義内容を変更する場合があります。

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・地図と写真で見る東京の地形と街並み
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江戸東京の風景学


【講師プロフィール】

松本泰生:
1966年静岡県生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科修了。博士(工学)。専攻は都市計画、景観デザイン、都市形成史など。主著に『東京の階段』(日本文芸社)、『凹凸を楽しむ 東京坂道図鑑』(洋泉社)、『新宿学』(共著・紀伊國屋書店)、『21世紀の日本のかたち「東京の斜面地と景観形成」』(共著・彰国社)など。

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